top of page
所長

ストレリチア 優秀品種一覧

更新日:11月13日

レギーネ オレンジ系

・オレンジプリンス ザ キング ★★★★★星

 「これこそストレリチア」といいたいほどのオレンジプリンスを代表する名花。草丈は中程度ながら、草姿、花、共に堂々としていて、苞の赤色も美しい。殖えは、あまり良くなく、現在、1株しか残っていないので株分けができるまで門外不出。

 この他、★★★★星クラスが数種あり、中には矮性もある。


オレンジ プリンス ザ キング ★★★★★

ゴールド系

・ゴールド A(原種)

 南アフリカ産の原種。ゴールドクレストの親株の一つ。背が低く、花もやや小さいが、まとまった姿が好もしい。長い間に殖えてきたので、価格はこなれてきたので入手は楽になってきている。苞は紫がかった紅色だが、肥料のリン酸分が不足すると色が薄くなる傾向がある。手元に置きたい歴史的名花。まだ、命名されていない。


・マンデラス ゴールド(原種)

 ゴールドクレストの親株の一つ。当時は「ゴールドB」と呼ばれていた。草丈はスラリと伸びて、やや高生。花もよく伸びて、大きく、苞も長い。花の美しさはゴールドクレストに、よく受け継がれている。南アフリカの黒人政権、初代大統領、マンデラス氏に因んで命名されたもので、南アフリカでは最高のストレリチアとされている。我が国では、私が持ち帰ったものが殖えてきたので手に入りやすくなっている。ストレリチアを手がけるなら、どうしても持っていなければならない歴史的名花。


ゴールド クレスト(交配種)

・ゴールド クレスト ザ キング ★★★★★星

 ゴールドクレスト7,000本の代表。草姿は大柄で花も大きく、苞は濃い赤色。殖えは遅いので、株分け出来るまでは門外不出。ゴールドクレスト交配種は、多くの数の中から親株を超える美しさを備えた個体が出現している。その中でも、これは最高峰と言ってよい。


ゴールド クレスト ザ キング


・ゴールド クレスト ザ クイーン ★★★★★星

 堂々とした感じには欠けても、華やかな美しさの点では、ひときわ目を引く。やや小柄で扱い易く、控えめな感じが好ましい。まだ鉢数はある。


・ゴールド クレスト ザ エンペラー ★★★★★星

 大きさや堂々とした姿の点では「キング」には敵わないとしても、花の美しさの点では文句なく、姿も中くらいで殖えも悪くない。つまり、すべて完璧といってもよいほどの優秀品といえるかもしれない。


ゴールド クレスト エンペラー

・ゴールド クレスト ザ エンプレス ★★★★星

 花はエンペラーには敵わないが姿が独特。やや矮性で葉幅ひろく、普通のレギーネを小さく圧縮したような姿。「これはいい、面白い!」と喜ばれるのは確実。花は★★★★★には及ばないが、そこまで望むのは無理というもの、★★★★なら十分と言えよう。


・ゴールド クレスト クエレハ ★★★★★星 

 花を始め、全体がエンペラーに似ているが、こちらの方が育ちもよく、感じが明るい。やや、早咲きの傾向もある。今後、人気を呼ぶのは間違いないが、残りは多くない。クエレハとは最も美しいレギーネの自生地の川の名前。


・ゴールド クレスト ケープ ブリーズ ★★★★★星

 「クエレハ」によく似ているが、こちらは遅咲き。苞の赤色は鮮やかで人目を引く。目の高い人は見逃さないだろう。しかし、残りは少ない。名前は、ストレリチア自生地にケープタウンから吹き寄せる「ケープのそよ風」を表す。

 以上の名花に次ぐゴールドクレスト★★★★星クラスは、まだ、命名されていないが数多くあるので手に入れたい。


ゴールドクレスト ケープブリーズ

パーヴィフォリア

・パーヴィフォリア オレンジ キング ★★★★★星

 早い頃の交配で、片親はオレンジのレギーネ。後からの交配はオレンジプリンスを使うようになったので、これは最初の基本的なパーヴィフォリアで数は少ない。カチカチに締まった丈夫な体で、花もやや小さいが、苞の色は美しい。特徴は花を毎年、休みなく出してくれることで、その分、株の殖えが悪く、何年たってもなかなか株分けできる状態にならない。従って数は少ない。しかし、それゆえに気を使うことなく、安心して付き合える株である。経験をつんだベテランは、こういう品種を好む。


・パーヴィフォリア セットラーズ パーク (自然交配種)

 ジャンセア ゴールドの親株。ジャンセア の黄色原種は1株しかなく、片親オレンジしかないのだから、交配すれば皆、一代目はオレンジとなる。セットラーズパークで自然のサンバード任せで出来たもので、片親はレギーネだったらしく、生まれたのは、オレンジで、小さな葉の残るパーヴィフォリアだった。これを使って交配を重ね、2代目、3代目でジャンセア ゴールド が誕生した。特徴は苞が赤く、花立ちもよいことで、交配親として優れていたことである。これは片親のレギーネの遺伝を受け継いだのであるが、黄色原種の方も、花立ちは悪くなかったから当然の結果ともいえる。

 ストレリチアの交配を目指す人なら、持っていたい歴史的名花。


・パーヴィフォリア ゴールド プリンセス ★★★★★星

 やや小柄で花も小さいが苞の紅色が鮮やかで美しい。殖えは悪くないのだが売れてしまって残りが少なくなった。もっと数が欲しい。ストレリチアの花は大きければよいというものではない。小さな花の使い道は別にある。ストレリチアの新しい分野を拓く優秀品種。


パーヴィフォリア ゴールド プリンス

・パーヴィフォリア ゴールド ★星〜★★★★★星

 ジャンセア ゴールドの交配。実生の中で先祖返りして小さな葉をつけた系統。葉の大きさ、形の変異が多い。驚くほど美しい★★★★★星まである。数が多いから楽に手に入る。


ジャンセア

オレンジ系 (原種、交配種)

・ジャンセア ユイテンハーグ (原種)

 ポートエリザベスセットラーズパークの特別栽培場にはユイテンハーグ自生地で選ばれたジャンセアが植えられていて、ひときわ目立つ2株。その一つが黄色原種、もう一つが、このオレンジ花であった。花立ちよく、生育も順調で素直に育ってくれる。ブラックヒル系のような苞の首は伸びないが、濃い赤紫色が美しく、ジャンセアの代表種といってもよい。ベテランなら一株は持っていたい。几帳面に毎年12月末に花が咲く。


ジャンセア ユイテンハーグ

・ジャンセア オレンジ キング ★★★〜★★★★★星

 交配、実生1,000本の中から選ばれた品種で、それぞれ独特の個性を持っている。ジャンセア の優秀花を入手するのは簡単ではないことを知るべき。


ゴールド系 (交配種)

・ジャンセア ゴールド (小葉〜無葉)★〜★★★★★星

 最新、最先端のストレリチア。葉の形がパーヴィフォリア、小葉系と進むにつれ、出現する数が少なくなり、無葉系となると、ごく僅かとなる。パーヴィフォリア セットラーズパークの子孫で、今までのジャンセア と比べると、生育はよく、苞の色が明るく、鮮やかな紅色のものが多く生まれている。開花期は11月〜5月と分散するが遅咲きも多い。まだ限られた人しか手にしていない。今までのジャンセアの頑固さから、一歩、抜け出た印象の新しいタイプのジャンセア ★★★★★星クラスの中から命名品種が出てくるかもしれない。


・ジャンセア ゴールド カノープス ★★★★★星

 長い間、登場が待ち焦がれていた「ジャンセア黄色種」が出現し、その中での最高、最優秀品種で、まだ株分けできる状態ではないので門外不出。一般のストレリチアとは別格で、価格がどうの、こうののレベルに至らない貴重品。矮性とはいえないまでも、やや小柄。苞は鮮やかな紅色で花立ちもよい。果たして、将来、これを超える品種が出てくるだろうか。まだ、近寄って眺めるだけの「憧れの花」で、「秘宝」とさえ言えよう。開花期は遅く、2月〜3月となる。


ジャンセアゴールド カノープス ★★★★★

矮性種(ドワーフ)

オレンジ系 (交配種)

・オレンジ ドワーフ(パーヴィフォリア、小葉)★★★★★星

 道楽の極致、「こんなストレリチアが、あったんなんて!」高さが40㎝から50㎝、どんな狭い部屋、四畳半でも置けます。しかし、体が小さいため、持っている養分が少なく、一度、咲かせて貯金をはたいてしまうと2年ぐらい休むことになってしまう。とても待ちきれるものではない。結局、他のストレリチアと一緒に栽培しながら、その合間に花が咲いてくれるのを待つしかない。しかも、やたらにはない品で価格も高い。


ジャンセア 矮性種

・オレンジ ドワーフ(パーヴィフォリア、ジャンセア )★★星〜★★★★★

 いくつか個体があるが、それぞれ特性がある。背の高さも色々で、低くなるほど少なく希少になる。高さ45㎝〜


ゴールド系 (交配種)

・ジャンセア ゴールド(パーヴィフォリアも含む) ドワーフ

 まだ、生まれて間もないため、花を見るにいたっていない。矮性は養分を蓄えるのに時間がかかるためだ。ジャンセアゴールド、そのものが新しくて少ないのだから、それが矮性となったら、もう、滅多にない希少品、オレンジ系よりも小さいものもあり、高さ35㎝〜で「エーッ!」と驚いてしまう。これは、もう、「超、好事家」向き。


ジャンセア ゴールド スカーレット


超(極く)遅咲き種 ジャンセア ゴールド系(黄色種)

 花芽の出るのが遅く、寒い冬はジッと我慢でやり過ごし、4月、5月、6月半ば、とストレリチアの花が極く少なくなってきた辺りが開花期です。それでも年によって変動がありますが、これは仕方ありません。

 苞の紅色が鮮やかな花が多いのですが、それでも*星~*****星までの広がりがあります。中には矮性までありますが、これは特別です。

1、パーヴィフォリア   (葉が小さくなるほで高価になります。希少になるからです)

2,ジャンセア 小葉種  

3,ジャンセア 無葉種 (ご希望の節は前もってご連絡下さい。わずかな数しかありませんから)


・スカーレット ドワーフ

 この系統の優秀品種で無葉系、苞は鮮やかな紅色、しかも草丈65㎝の矮性。4月下旬先咲き。苞の長さは15センチと小さく、丸々と太っています。ストレリチアの小花として新しい境地を開くことになるでしょう。ジャンセア ゴールドの中の名花の一つです。


閲覧数:1,051回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page